以前
SONYのEマウントレンズ、それもフルサイズ対応でのオススメレンズ
という記事を書きまして当サイトの人気記事になっていますが、考えてみると肝心のカメラの情報を書いてなかったな、と思い、SONYカメラのオススメを書いてみます。
まず、SONYのカメラにはどんなものがあるのかをきちんと分類しておく必要がありますね。
映像素子のサイズによって分類するとわかりやすくなります。(今回Eマウントのカメラに限定しています)
SONY Eマウントのフルサイズカメラ
フルサイズといえば映像素子が35mmのカメラです。なにが35mmなのかなどとなると話が長くなるので省きますが、この規格をフルサイズと表現します。NikonだとFXフォーマットなどと表現します。このサイズが基本なので、レンズの焦点距離はこのサイズの場合の数字となります。50mmのレンズはそのまま50mmのレンズとして使えます。
α9 2017/4/21発売
ソニー α9【ボディ(レンズ別売)】ILCE-9/ミラーレス一眼カメラ
売り上げランキング: 258,582
高速シャッターが売りのカメラです。早く動くもの、一瞬を切り取る能力が高いカメラです。693点の像面位相差検出AFセンサーと秒間20コマ撮影、1/32000秒シャッターのスペックは他の追随と許さないのですが、価格もすごいです。2420万画素は大抵の場合十分な画素ですが、クロップ前提などは馴染みません。
このカメラはプロがスポーツや動物などを撮影するためのカメラと考えて大丈夫です。
α7S2 2015/9/18発売
ソニー α7S II【ボディ(レンズ別売)】ILCE-7SM2/デジタル一眼
売り上げランキング: 154,989
画素数を1220万画素に抑えることによって高感度高ダイナミックレンジを実現したカメラです。4K動画に対応したことも特徴の一つで、動画メインで使っている方も多いです。
画素数的にはiPhoneとほぼおなじなのですが、4K動画は800万画素しか使いません。大きいサイズの印刷でもしない限り、必要十分ではないでしょうか。
暗い環境でもキレイな動画を撮りたい。そういう方にオススメです。明るいレンズと組み合わせて普通では撮れない動画を。
α7R2 2015/6/26発売
SONY ミラーレス一眼 α7R II ボディ ILCE-7RM2
売り上げランキング: 103,622
こちらは逆に4240万画素という高い画素数を誇ります。α7シリーズで最高画素数です。
手ぶれ補正内蔵で4K動画も撮影でき、意外とオールマイティなカメラです。
ダイナミックレンジもとても広く、風景写真ならコレです。
α7-2 2014/11/20発売
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 II ボディ ILCE-7M2
売り上げランキング: 76,541
4K動画には対応していないものの、手ぶれ補正内蔵、ファストハイブリッドAF、画素数もα9と変わらない2430万画素。実はとてもバランスのいいカメラです。
価格も今なら10万円前半。かなりお買い得では?予備機としても優秀です。
α7S 2014/5/16発売
売り上げランキング: 100,915
こちらはα7S2の前の機種です。ダイナミックレンジの広さは素晴らしいのですが、問題点は4K動画が撮れないこと。でも、大きな違いはそれくらいです。(あ、手ぶれ補正ないです)
どうせ動画は外付けのSHOGUN使うし、という方はこちらも候補に入ります。HDMIは4Kに対応しているのです。
α7R 2013/10/16発売
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7R ボディ ILCE-7R/B
売り上げランキング: 134,272
3640万画素という高い画素数があります。ただ、4K動画や手ぶれ補正がなく、この画素数と落ち着いた値段に魅力を感じるかどうかで判断が別れますね。
私としては予備機であればα7-2のほうがいいような気がします。
α7 2013/10/16発売
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7/B
売り上げランキング: 44,983
α7シリーズはここから始まりました。まだ4年もたっていないのですね。
記念碑的な機種です。
SONY EマウントのAPS-Cサイズカメラ
APS-Cという映像素子を搭載したカメラです。APS-Cは1.5倍するとだいたいフルサイズになります。
もともとフィルムからの規格なので、フィルムの幅が35mmを指します。
35mmという規格の素子の横幅は36mmです。それにたいしてAPS-Cは23.5mmと約2/3になっています。それだけ素子が小さいのです。(APS-Cサイズはメーカーによって若干違います)
でも素子が小さいのは悪いことばかりではありません。
まず本体が小さくできます。さらにレンズも小さく安価にできます。イメージサークルが小さいわけですからその分楽になりますね。
さらにいえば、Super35mmという規格とも相性がいいです。Super35mmって名前はややこしいですが、ほぼAPS-Cサイズと同じくらいのサイズの動画フォーマットです。映像のテイストがほぼ同等です。
実は動画に関して言えば4Kとはいえ4000×2000ピクセル前後なので、ほぼ800万画素しか必要ありません。それに動画には写真ほどの被写界深度が必要なことはほぼなく、むしろ被写界深度が浅いことがデメリットにもなります。
他のメーカーにくらべてレンズが少ないと言われるEマウントですが、APSとなると、フルサイズレンズもAPSレンズも両方使えるため、かなり目移りする状態になります。
α6500 2016/10/28発売
売り上げランキング: 54,243
比較的前機種(6300)からの間隔が短く登場しました。一番の違いは手ぶれ補正内蔵です。タッチフォーカスなども人によっては便利です。価格もそこまで上がらなかったのも高評価ですね。
α6300 2016/2/19発売
ソニー SONY ミラーレス一眼 α6300 ボディ ブラック ILCE-6300 B
売り上げランキング: 216,820
手ぶれ補正がないという欠点はあるもののそれ以外は素晴らしい性能です。
高速AFはピントを外すことができるんだろうかと思うくらい追従しますし、全画素読み出し4K動画はとても鮮やかです。コンパクトな筐体(まぁどれもそうですが)と短めのレンズでどこにでも持って行きたくなります。
α6000 2014/2/13発売
ソニー SONY ミラーレス一眼 α6000 ボディ ブラック ILCE-6000 B
売り上げランキング: 48,035
手ぶれ補正も4K動画もない機種ですが、基本性能はしっかりしています。
なによりとても安くなってます。予算はないけど写りのいいカメラが欲しい、となるとこの機種です。
総合的にオススメ
もうSONYのカメラを持っている方は別として、これから買うのであれば、ぜひα6500をオススメします。
機能、描写、価格のすべてのバランスが素晴らしい機種です。
解像度 α9と同等です。A2でも鑑賞に耐えられる解像度だと思います。(実際にA2で印刷しています)
シャッター速度 秒間11コマです。私が以前撮影したこちらを御覧ください
大きさ こちらにα7との比較を掲載しています
AF 425点の像面位相差AFセンサー搭載です。画面の隅々まで合焦します。
動画 全画素読み出しの4K撮影ができます。手ぶれ補正も効きます。
レンズはフルサイズ、APS両方のEマウントレンズが使用できます。α7シリーズのサブ機としても便利です。
レンズの情報は
SONYのEマウントレンズ、それもフルサイズ対応でのオススメレンズ
をどうぞ。ちなみにAPSだとSIGMAも候補に入りますよね。というかSIGMAのレンズ、オススメです。
いま私が例えば友人などにすすめるとしたらα6500と
SIGMA 単焦点広角レンズ Art 19mm F2.8 DN ブラック ソニーEマウント用 ミラーレスカメラ専用 929749
売り上げランキング: 7,340
SIGMA 単焦点大口径標準レンズ Contemporary 30mm F1.4 DC DN ソニーEマウント用 ミラーレス(APS-C)専用
売り上げランキング: 5,285
SIGMA 単焦点望遠レンズ Art 60mm F2.8 DN ブラック ソニーE用 350659
売り上げランキング: 80,088
この3本です。α6500と合わせて今なら20万切ってます。
高い?いえいえ控えめに言って格安です。
ちなみにですが、レンズキットを買う必要はないと思います。それよりも上のレンズを買いましょう。
そして自分が本当に撮りたいものが風景であればα7R2、動画であればα7S2(もしくはα7S+SHOGUN)、動体であればα9を検討しましょう。
とはいえα6500で撮れないとなれば、機種を変えてもおそらく撮れません。α6500はある意味α7シリーズのいいとこ取りをしていますので、フルサイズとの違いはそれほど大きくありません。
というかほんとα6500、安すぎだと思います。
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