この記事のタイトルとまったく同じ2ちゃんのまとめスレを見ました。
変わんないじゃん
奥行の表現が違うな
被写界深度が違うんだから当たり前田
一眼欲しいけどあんま変わらんなぁ
比較すること自体じょうよわ
背景ボカして喜んでる中学生?(笑)
画角も撮影角度も距離も絞りも合わせない比較になんの価値があるのか
などなどいろんな書き込みがありました。たしかにこれに掲載されているワイングラスの写真は、構図が違う写真なのでわかりにくいかと思ったので、私も比較してみました。
さっそく比較用の撮影
撮影は私が持っているiPhone6sとα7s+SEL2470GMを使います。値段でいうと5倍くらい違います。
被写体は手近にあったMGガンダムユニコーンです。
上記の写真で撮ったパターンは実際には使っていません。(微妙にピンぼけだったので・・・)
比較してみる
撮影した結果はコレ。左がiPhone6S。右がα7s+SEL2470GMです。知らないかたは、本体もレンズも20万オーバーとおぼえてください。
(ちなみにiPhoneのLightroomMobileがRAW撮影(DNG形式)に対応したので使おうとしたのですが、どうしてもパソコンに縮小せずに持ってくることができませんでした・・なぜ・・?)
解像度はほぼ同じです。α7sは一眼でも特に画素数が小さいのです。
iPhone6sが4032×3024。
α7sは4240×2832。
設定ですが、iPhoneの数字に合わせることにしました。
焦点距離4.15mm(35mm換算で29mm)ただ、すいません、α7s間違えて24mmでした。。。
シャッター速度 1/20
絞り f2.2(ただし、SEL2470GMはf2.8が最高なので、f2.8で撮影しました。
ISO感度は両方ともISO200です。
さて、若干条件は違う部分は勘弁してください。いちおうホワイトバランスは軽く合わせています。
で、どうでしょう?そんなに変わらないような・・・
それぞれの写真も乗せます。拡大してみてみてください。上がiPhoneです。
α7sのほうが画角が広いですね。4mm。失礼しました。
パッと見わかるのは被写界深度です。右下にあるPS4のゲームパッドのボケ具合とか全然違います。よく見るとユニコーンの左足(向かって右)とかのボケ感も違いますね。
アップであちこち確認
アップでも見てみましょう。左がiPhoneです。4倍に拡大しています。
一眼のほうがダイナミックレンジが広いですね。金色のアンテナとか顔の暗い部分の階調が違います。一番違うのは背景(モニターの裏側ですが)の黒のノイズです。iPhoneはノイズ乗ってますねー。
次は肩あたり
iPhoneはデカールの赤の色が潰れています。
足いきましょう。
一眼のほうが被写界深度浅いです。iPhoneがf2.2で一眼はf2.8なのにです。
これはおそらくですが、許容錯乱円径が違うためと思われます。同じ解像度でもiPhoneと35mmでは、画素のサイズが違いますからね。
そのおかげでf2.2という明るい絞りでもボケにくいのでしょう。
ユニコーンじゃなくて画面左下のWindowsのモニターを見てみましょう。朝早い時間に撮ってます 笑
ここはさすがにレベルの違いが有りますね。一眼はとてもクリアです。(被写界深度の浅さによるボケは無視してくださいね)。でもiPhoneはざらざらしてます。ISO200程度なのに。
結論
さて、この違い、たしかに違うわけですが、どう考えたらいいでしょう?
おそらく太陽の下とかだとこの差はさらに縮まります。
とはいえ一眼はレンズを変えたり設定を変えたりして自分の思う通りの絵作りができます。
そう、たぶん別れめは「自分の思う通り」ではないでしょうか?
単なる記録用としても、作品作りとしてもiPhoneのカメラは十分役にたちます。iPhone7はもっと明るいレンズになりますし、液晶がキレイになるので写真の能力を高く表示できます。
でもレンズ交換はできないし、高感度撮影は厳しいし、長時間露光とかは無理なわけです。
この前テレビの撮影風景を見ていたらカメラの上にSONYのアクションカムを乗っけてました。
一眼の撮影でも、上にiPhone乗っけて撮影して、ビデオでもタイムラプスでも回しているのも面白いと思います。
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